太陽の手前に月が重なり、太陽が金色のリング状に光って見える金環日食が21日午前7時半前後、九州南部から東北南部の太平洋側で観測されました。他の地域でも、太陽の一部が欠けて細い三日月のようになる部分日食が午前6時すぎ、沖縄から始まり、同9時半ごろには北海道東部で終わったそうで。
国立天文台によると、国内で金環日食が観測されたのは1987年9月23日の沖縄以来、約25年ぶりで、日本の広い範囲では平安時代の1080年以来932年ぶり。金環日食は最長で約5分間、部分日食は同3時間弱続いたみたいです。金環食の前後には、月面の凹凸でリングの縁が途切れ途切れになる「ベイリービーズ」も見られました。